釣りの役得

岐阜のつりびと

2024年09月12日 20:03



この日は初めて入れ掛かりを体験した。

最初に入った瀬は誰もいなかったので、釣り下ろうと核心部より手前で入川した。
僅か後に釣り人が来て核心部付近に入られ、40分後に後ろにも入られて身動きができなくなってしまった。

数匹釣ったが、窮屈に感じて上流に歩いて移動した。
断っておくが釣りができる程度には空けて入られているので、後行者に何等問題はない。

改めて上流に入りなおしたが先ほどまで複数いた釣り人がいなくなり、1名が入川しているのみであった。
タイミングがよかったのか、ずっと釣れ続けて釣果が20匹を超えた。
下手な私としては最高の釣果である。


遠くから黒い雲がやってきたので、後ろ髪をひかれる思いで川を後にした。

しばらくして、ふと空をみると虹が出ていた。
青い空、黒や白の雲も交じり合って不思議な気分になった。



自然のなかに身を置いていると、日常では生まれない気分にさせられることがある。

それは釣りの役得である。

関連記事