オオサンショウウオと出会う。
6月24日
シーズンインしてから何回もこの場所に来てるんだけどね。
ヒットはもちろんアタリもない。
多分、読みが違うのだろう。
ただ、この場所には大鱒がいると踏んでいた。
だから通ったのだが・・・。
魚影が薄い場合なのでポイントだけを知っていてもダメということ。
釣れる状況を見極めることが大事。
渇水か、増水か、水温は?
それらを考慮して、釣れるタイミングがわかっていないといけないが・・・
タイミングが合っていてもルアーの選択や操作が間違っていると喰わない。
しかも、増水するたびに地形も水深も変わるのだから大変だ。
せっかくパターンを把握しても次の年に通用しない。
あぁ、難しいね。
今回は大雨で状況が変わったので入川してみた。
釣りに行くというより調査の度合いが強い。
どういう流れになっているのか?
まぁ、いつも見た感じはいいのだが・・・ね
川に入ろうとすると、異物が水面を泳いで遡上していることに気付いた。
うぉ、オオサンショウウオや。
じっとしているか、川底をゆったりと歩いているイメージだったが
この個体は水面を泳いでいたので驚いた。
しかもデカイ。1mを優に超えている。
太い。丸太だ。丸太が遡上しとる。
レインボーが太いとか言ってる場合じゃない(笑)
こちらに気付いたのか川底に沈んで歩き出した。
どんどん上流に向かって歩く。結構、早歩きだ。
ちょっとした感動。
この個体は間違いなく俺より長生きしている。
手を合わせたくなるな。
写真を撮ろうとしたが間に合わなかった。
肉眼で辛うじて見える深みを歩いていった。すごく残念。
川の主だな。
しばらくボーとしてしまったが、思い出したように釣りを開始。
主様をひっかけないように少し移動。主様と出会ったので何かあるかもといい予感が漂う、がっ
いい予感は予感だけで一通りにスプーンもミノーも引いたが反応なし。
どうやったら、ここで鱒が釣れるんだ?
ほんと、途方に暮れるね。
周りをみると大きくなった鮎がちゃぴちゃぴとやっている。
ふと、リュウキ70のTSカラーを取り出す。
ダウンでは反応なし。ふーん。
一番いい流れをクロスに設定してアップにキャスト。
ロッドを高く保持しながら、クロスに来た瞬間に縦ジャーク数発・・・
ゴツンッ!!
っと、かなりの衝撃が。
ジャンプを意識してティップを出来るだけ下がる。
なんとかランディングできた。
38㎝のレインボーで、それほどデカくないし細身だけど、
うれしいわぁ。
歩いて、探って、考えての結果だったので。
今季、このサイズでは一番価値がある獲物でした。
これ以外はな~んも反応なし。
川の主様のプレゼントだったかな。
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