7日
初の友釣りで得た鮎。
単なる釣果としての鮎ではなく、新たな境地を得た心地。
この瞬間を生涯忘れることはないでしょう。多分(笑)
初めてのアユの友釣りに行ってきました。
なぜ、アユかと言いますと
去年までは鮎の友釣りと聞いても「ふ~ん」って感じでした。
岐阜に棲んでいてアユをやらないのはもったいない、と言われたことがあり、
言われてみれば、人生1回であるのにやらずじまいはアカンかなぁ、と思いました。
私の考えや行動の基本していつもそれがあります。興味があるのにやらずじまいはあかんな・・・と
思っただけではダメで、とりあえず実行するようにしています。
友釣りは魔物だと聞きます。
味わってしまえば戻れないとも。
海やトラウトをやっている人が鮎にはまったケースもよく聞きます。
文字通り、はまってしまいトラウトに戻ってこない人がいることも聞きます(笑)
長良川で会う人たちが、「サツキが終わったら鮎だ!アユだ!と」嬉々としているのです。
「サツキ?鮎までのつなぎにサツキやるんだよ」と明言される方が何人も・・・
まぁ、特に高齢の方に顕著ですが。
友釣りはそんなに面白いもんか?と
テレビでも鮎の引きで瀬に引き込まれる釣り人の姿も目にしました。
そんなに引くんか?、ホントかいな?
体験してみないといけないな。
という気持ちに去年位からだんだんとなってきました。
友釣りと言っても超ど素人がなにも知らずに始めるのはハードルが高い。
鮎師の釣友なんていないしなぁ、と思っていた矢先。
今年、とあるポイントで仲良くなった釣友N氏が「教えてあげるよ」とご発声。
おおぅ、渡りに船で行ってきた次第。
Nさんの雄姿です。
私の格好は無様過ぎて掲載不可(笑)
真夏の真昼間。
暑さ嫌いの私としては、もはや恐怖すら感じる気温です。
ポイントに着くと鮎師と化したNさんがオーラを放っていました。
Nさんはもっと暑くなれ、と言わんばかりで嬉々としています。なんでやねん。
「もう8月か~、夏が短くて残念」とか言ってます。
実際は水をかぶりながら釣りをしていたのでそれほど暑さを感じませんでした。
不快どころか結構快適でした。ちゃんとした鮎用の服装をすればもっと快適だろうな。
さて、何も知らずに道具をそろえるのはハードルが高すぎ。
そんなことを慮って、道具から何から何までご用意いただき、前回のビワマス同様に大名釣り!!
ありがたや、ありがたや。合掌(?)
レクチャーを受けて実釣開始。記念の第一投目!!
友釣りで一投目というかも知らんけど。
流し初めて5分程度。
なんと1投目でヒット!!
まだ小ぶりの天然鮎。天然はまだこんなんらしいです。
アユはめちゃめちゃ居ると思うので簡単にヒットするだろうと思っていたが後が続かない。
瀬を移動しながら、ぽろぽろ釣れました。
アユのおとり交換がまだ慣れていないので難しい。
長竿を肩にかけながら、タモにおとりを入れてとかなかなか慣れがないと迅速にできないですね。
ルアーが弱ることはないけど、おとりは生きた鮎なのでその扱いが難しい。
弱らせないように鮎を交換して、流れにのせて流れに誘導する。
アユの動きをたまに感じながら、糸を張らず緩めずで泳ぎの邪魔をしない。
友釣りは非常に繊細な釣りだという印象です。
この難しさが釣り人を魅了するのですね。
夕方まで初体験の友釣りは続きました。
6匹を釣ることができ、最初としては上々じゃないでしょうか。
落ち行く黄金色を見つめながら
N氏との語らいは止まりません。
夕闇が包み込むようになると日焼けしているNさんの顔も闇に溶け込みます(笑)
顔だけみたら冗談抜きでどこにいるか分かりません。
一瞬、松崎しげるの顔がデジャブしました。
酒が欲しいところです。
ノンアルビールでも持ってこりゃよかった。
私の釣り人生、多少はいろいろな釣りを味わいましたが、今回は歴史ある釣りを体験し、新たな境地に入ったかなと。
釣りは文化です。特に鮎は釣りとして日本文化の結晶のひとつだろうと思っています。
歴史あるアユの釣りを通じてその文化に触れたいです。
一年を通して有限な時間の中、追い求めるものが分かりかけてきたこの頃。
釣友たちがそこまで導いてくれたと思っています。
トラウト然り、シーバス然り、カヤック然り。
今後も新たな出会いや境地があると思います。
またそれに期待して・・・。
今回の釣りだけでは、アユの友釣りの魅力の一端すら味わったとは言えません。
自分が本当に好きになるのかどうかは、今後の展開次第です。
奥が深すぎて踏み込んでいいものかも含めて、まだ分かりません。
鮎のシーズンはまだまだこれから。
25㎝超えるアユはめちゃ引くらしいので味わってみたいです。
本当にそんなに引くんかいな?と半信半疑です。
体験してみないことには理解しません。
Nさん、今回もサンクスでした。
またヨロシク!!(笑)